映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』|2025年4月 全国公開

2025年4月 全国公開

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    萩原利久×河合優実×大九明子×福徳秀介(ジャルジャル) 稀代のコント師が小説家デビューを果たした珠玉の恋愛小説を実写化。映画史に残る新たな最高傑作が誕生した。

    「私がいないところで、
    私のことを思い出してほしかっただけ」

    思い描いていた大学生活とはほど遠い、冴えない毎日を送る小西。
    学内唯一の友人・山根や銭湯のバイト仲間・さっちゃんとは、他愛もないことでふざけあう日々。
    ある日の授業終わり、お団子頭の桜田の凛々しい姿に目を奪われた。
    思い切って声をかけると、拍子抜けするほど偶然が重なり急速に意気投合する。
    会話が尽きない中、「毎日楽しいって思いたい。今日の空が一番好き、って思いたい」と
    桜田が何気なく口にした言葉が胸に刺さる。
    その言葉は、奇しくも、半年前に亡くなった大好きな祖母の言葉と同じで、桜田と出会えた喜びにひとり震える。
    ようやく自分を取り巻く世界を少しだけ愛せそうになった矢先、運命を変える衝撃の出来事が二人を襲うー。

    「私たち、なんというか、
    セレンディピティだなって」

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    小西徹役/萩原利久

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    小西徹役/萩原利久

    小西を演じてみて、「本当に難しかったな」というのが率直な感想です。全体でもそうですし、シーン1つ1つを取ってみても常に掛け違えているんじゃないかと考えていました。とことん自由だけど、とことん考える、そんな現場でした。
    河合さんと初共演して、すごく強くて、しなやかな方だなと思いました。小西と桜田さんのやりとりはこれっていう正解がなく難しいと思うんですけど、河合さんはしっかりと芯を持って演じられていて、とても頼りにさせてもらっていました。
    世の中で見たら小西たちがやっていることはすごく小さなテリトリーの中での話で全員が共感できるものでないかもしれません。ただ共感できない人も小西たちの世界をちょっと覗くような感覚で見てもらえたら楽しんでいただけると思います。
    是非みなさん劇場でご覧ください!

    Profile

    1999年2月28日生まれ、埼玉県出身。2008年にデビュー。ドラマ「美しい彼」(21/MBS)で注目を浴び、以降、映画・ドラマに多数出演。近年の主な出演作に、映画『劇場版 美しい彼〜eternal〜』(23)、『ミステリと言う勿れ』(23)、『朽ちないサクラ』(24)、『キングダム 大将軍の帰還』(24)、ドラマ「月読くんの禁断お夜食」(23/EX)、「真夏のシンデレラ」(23/CX)、「たとえあなたを忘れても」(23/ABC)、「めぐる未来」(24/YTV)、「降り積もれ孤独な死よ」(24/NTV)など。

    桜田花役/河合優実

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    桜田花役/河合優実

    桜田花を演じました、河合優実です。
    人を想うというシンプルなことを、それぞれの立場でひねくれながら、それでも大切にわかろうとしているような人たちのお話でした。そして映画を作る私たちも登場人物たちと一緒になって、大切なことを大切にわかろうとしていた現場だったような気がします。その答えのない営みを萩原利久さんはとてもまっすぐな力で、一緒にしてくれたと思っています。また、このような作品で大九明子監督と再会することができたことを嬉しく思います。この映画を通して出会ってくれたみなさんに感謝しています。
    ご覧いただいたみなさんの胸に風が通り抜けるような映画にきっとなりますように。

    Profile

    2000年12月19日生まれ、東京都出身。2021年出演『サマーフィルムにのって』『由宇子の天秤』での演技が高く評価される。近年の主な出演作に映画『あんのこと』(24)、『ルックバック』(24/声の出演)、『ナミビアの砂漠』(24)、ドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」(23/NHKBSP)、「不適切にもほどがある!」(24/TBS)など。待機作に『八犬伝』(2024年10月25日公開予定)、連続テレビ小説「あんぱん」(25年前期/NHK)。

    監督・脚本:大九明子

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    監督・脚本:大九明子

    このシナリオを書き始めた2年前、私は命のことばかり考えていました。永遠だと思っていた身近な人の命や、紛争戦争で奪われる命のことなど。だからでしょうか、若い登場人物達がピリッと張り詰めて命を燃やす一瞬一瞬を、せめて私が撮る間くらいは間違いも含めて全部肯定したかったのです。お久しぶりー、の萩原利久さんも、この間はどうもー、な河合優実さんも、私にとってはお馴染みのお二人、どちらもキラキラ燃えていました。“セレンディピティ”と呼びたくなる面白い偶然がいくつも重なり合って完成した本作。映画館の暗がりにて、皆さんをお待ちしております。

    Profile

    横浜市出身。97年に映画美学校第1期生となり、『恋するマドリ』(07)で長編映画監督デビュー。17年『勝手にふるえてろ』で第30回東京国際映画祭コンペティション部門・観客賞、第27回日本映画プロフェッショナル大賞・作品賞を受賞。『私をくいとめて』(20)が第33回東京国際映画祭・TOKYOプレミア2020にて史上初2度目の観客賞、第30回日本映画批評家大賞・監督賞を受賞。その他の監督作として、スイス・チューリッヒで開催されたGINMAKU映画祭上映『甘いお酒でうがい』(20)等。

    原作:福徳秀介(ジャルジャル)

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    原作:福徳秀介(ジャルジャル)

    映画化、とても嬉しいです。めちゃくちゃ嬉しいです。〈嬉しい〉に勝る言葉はないですね。
    完成した映画も見させていただきました。最高の映画でした。それはそれは最高の映画でした。〈最高の映画〉なんて安易な言い方ですが、本当に最高の映画です。
    この映画、皆さまに本気でオススメします。
    皆さまの大切な2時間を、この映画にくださいませ。
    見終わったあとは、放心状態になります。そして誰かと喋りたくなります。

    Profile

    1983年生まれ、兵庫県出身。関西大学文学部卒。同じ高校の後藤淳平と2003年にお笑いコンビ「ジャルジャル」を結成。TV・ラジオ・舞台・YouTube 等で活躍。キングオブコント2020 優勝。著書に、絵本『まくらのまーくん』(タリーズピクチャーブックアワード大賞受賞)、絵本『なかよしっぱな』、長編小説『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』、短編小説集『しっぽの殻破り』、最新作に恋愛短編小説『耳たぷ』がある。

    『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』(小学館刊)

    ©福徳秀介『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』小学館