Trailer
「私がいないところで、
私のことを思い出してほしかっただけ」
思い描いていた大学生活とはほど遠い、冴えない毎日を送る小西。
学内唯一の友人・山根や銭湯のバイト仲間・さっちゃんとは、他愛もないことでふざけあう日々。
ある日の授業終わり、お団子頭の桜田の凛々しい姿に目を奪われた。
思い切って声をかけると、拍子抜けするほど偶然が重なり急速に意気投合する。
会話が尽きない中、「毎日楽しいって思いたい。今日の空が一番好き、って思いたい」と
桜田が何気なく口にした言葉が胸に刺さる。
その言葉は、奇しくも、半年前に亡くなった大好きな祖母の言葉と同じで、桜田と出会えた喜びにひとり震える。
ようやく自分を取り巻く世界を少しだけ愛せそうになった矢先、運命を変える衝撃の出来事が二人を襲うー。
「私たち、なんというか、
セレンディピティだなって」
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桜田花役/河合優実
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桜田花役/河合優実
桜田花を演じました、河合優実です。
人を想うというシンプルなことを、それぞれの立場でひねくれながら、それでも大切にわかろうとしているような人たちのお話でした。そして映画を作る私たちも登場人物たちと一緒になって、大切なことを大切にわかろうとしていた現場だったような気がします。その答えのない営みを萩原利久さんはとてもまっすぐな力で、一緒にしてくれたと思っています。また、このような作品で大九明子監督と再会することができたことを嬉しく思います。この映画を通して出会ってくれたみなさんに感謝しています。
ご覧いただいたみなさんの胸に風が通り抜けるような映画にきっとなりますように。Profile
2000年12月19日生まれ、東京都出身。2021年出演『サマーフィルムにのって』『由宇子の天秤』での演技が高く評価される。近年の主な出演作に映画『あんのこと』(24)、『ルックバック』(24/声の出演)、『ナミビアの砂漠』(24)、ドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」(23/NHKBSP)、「不適切にもほどがある!」(24/TBS)など。待機作に『八犬伝』(2024年10月25日公開予定)、連続テレビ小説「あんぱん」(25年前期/NHK)。
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さっちゃん役/伊東 蒼
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さっちゃん役/伊東 蒼
原作を読んで、さっちゃんには文章でも伝わってくるほどのエネルギーと素直さとまっすぐさがあって、それでいて少し臆病で、とても愛おしい人という印象を受けました。さっちゃんが大好きです。
映画をみてくださる皆さんにも愛されるように、大切に演じました。
通学で通った街、大好きな地元で撮影することができて常に胸がいっぱいでした。
落ち込んだ時に思い出したい、温かい言葉が沢山詰まっている原作を読んで、公開をお待ちいただけたらと思います!是非劇場でご覧ください。Profile
2005年9月16日生まれ、大阪府出身。6歳の時、ドラマでデビュー。初主演を果たした『島々清しゃ』(17)で脚光を浴びる。近年の主な出演作に映画『空白』(21)、『さがす』(22)、『恋は光』(22)、『世界の終わりから』(23)、ドラマ連続テレビ小説「おかえりモネ」(21/NHK)、大河ドラマ「どうする家康」(23/NHK)、「新宿野戦病院」(24/CX)、「宙わたる教室」(24/NHK)など。今年12月より舞台「血の婚礼」(栗山民也演出)に出演予定。
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山根役/黒崎煌代
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山根役/黒崎煌代
山根役を演じさせていただきました、黒崎煌代です。
山根は「山根弁」という独自の方言を所有している男です。
監督と相談して発音を決めていきました。耳に残るといいな、山根弁。笑
この映画を観た時の感想は、斬新!でした。この映画が持つ独特な雰囲気とテンポ感と色合いと物語がとても美しくスクリーンに投影されていて、最高な映画です。
「音」に特化した映画なので、ぜひ映画館で見て欲しいです!Profile
2002年4月19日生まれ、兵庫県出身。2022年「第一回レプロ主役オーディション」に応募し、演技未経験ながら約5,000人応募の難関を勝ち抜き、同年に参加した2023年後期NHK連続テレビ小説「ブギウギ」のオーディションにて、メインキャストであるヒロインの弟役を勝ち取り俳優デビュー。映画『さよなら ほやマン』(23)にて映画デビューも果たし、第33回日本映画批評家大賞新人男優賞(南俊子賞)を受賞するなど、今後の活躍が期待される。
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マスター役/安齋 肇
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マスター役/安齋 肇
人生最高の体験をありがとうございました。
四年ほど前、深夜番組から縁のなくなったクソジジイに
キラキラとしたこの作品のオファーをいただいた時は、
生意気にもお断りしようと当然思っていました。
門外漢の自分は“だいこん”だと、充分自覚していたからです。
あの日、粘るスタッフの説得に負けて、本当に良かった。
僕は試写室で泣きました。映画の熱量に泣きました。
そお、生きていたらいいこともあるんだね。生きていたら。Profile
1953年12月21日生まれ、東京都出身。イラストレーター、アートディレクター。宮藤官九郎氏原作の『わしも』やJAL『リゾッチャ』のキャラクターデザイン、UNICORNなどツアーパンフレットのディレクションを担当。また全国各地での新作個展や、ナレーション、ラジオ番組でも活動中。1992年よりテレビ朝日『タモリ倶楽部』のコーナー「空耳アワー」に"ソラミミスト"として出演。主な出演作品には、『冷静と情熱のあいだ』(01)、『シュガー&スパイス 風味絶佳』(06)など。
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さっちゃんの父役/浅香航大
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さっちゃんの父役/浅香航大
福徳さんの原作を、見事に脚本に落とし込んだ大九監督の作品の一員になりたいと思いました。
言葉や表現の一つ一つがユニークで、観終わる頃には作品の世界に浸っていました。
自分は久々にギターに挑戦しました。
音楽も素敵なので是非劇場で、ご覧ください。Profile
1992年8月24日生まれ、神奈川県出身。2008年より俳優活動を開始。近年の主な映画出演作に『あなたの番です 劇場版』(21)、『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』(22)、『サイド バイ サイド 隣にいる人』(23)、ドラマ「オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜Season2」(24/YTV)など。待機作に『十一人の賊軍』(2024年11月1日公開予定)、「大富豪同心スペシャル」(2024年12月放送予定/NHKBS他)。
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夏歩役/松本穂香
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夏歩役/松本穂香
ジャルジャルさんの1ファンとして、そして原作の小説のファンとしてとても嬉しいお話でした。前々から、実写化する際はぜひ参加させてください!どんな役でもお願いします〜!と福徳さんとお話をさせていただいていたので、まさか本当にそれが叶うなんて、、、!と未だにフワフワと実感がありません。
原作に流れる温かい空気を、この映画でもきっと皆さまに感じてもらえると思います。ぜひお楽しみに!Profile
1997年2月5日生まれ、大阪府出身。2015年に『風に立つライオン』で長編映画デビュー。「この世界の片隅に」(18/TBS)で連続テレビドラマ初主演。主な映画出演作に『おいしい家族』(19)、『わたしは光をにぎっている』(19)、『酔うと化け物になる父がつらい』(20)、『君が世界のはじまり』(20)、『みをつくし料理帖』(20)、『“それ”がいる森』(22)、『恋のいばら』(23)、『笑いのカイブツ』(24)、『鬼平犯科帳 血闘』(24)など。
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佐々木役/古田新太
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佐々木役/古田新太
人のいい風呂屋の親父をやらせていただいた古田です。
萩原とは初めてだったが、優実と蒼は2回目の共演だ。
前回の共演では2人とも死んでしまう設定だったけど今回はどうなんだろう。
素敵な青春劇になってますように。Profile
1965年12月3日生まれ、兵庫県出身。「劇団☆新感線」の看板俳優。舞台、映画、テレビドラマなど幅広く活躍。近年の主な出演作に映画『空白』(21)、『ヴィレッジ』(23)、『Silent Love』(24)、ドラマ「お別れホスピタル」(24/NHK)、「不適切にもほどがある!」(24/TBS)、「となりのナースエイド」(24/NTV)、舞台「パラサイト」(23/鄭義信演出)、「ラヴ・レターズ」(24/藤田俊太郎演出)、「バサラオ」(24/いのうえひでのり演出)など。
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監督・脚本:大九明子
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監督・脚本:大九明子
このシナリオを書き始めた2年前、私は命のことばかり考えていました。永遠だと思っていた身近な人の命や、紛争戦争で奪われる命のことなど。だからでしょうか、若い登場人物達がピリッと張り詰めて命を燃やす一瞬一瞬を、せめて私が撮る間くらいは間違いも含めて全部肯定したかったのです。お久しぶりー、の萩原利久さんも、この間はどうもー、な河合優実さんも、私にとってはお馴染みのお二人、どちらもキラキラ燃えていました。“セレンディピティ”と呼びたくなる面白い偶然がいくつも重なり合って完成した本作。映画館の暗がりにて、皆さんをお待ちしております。
Profile
横浜市出身。97年に映画美学校第1期生となり、『恋するマドリ』(07)で長編映画監督デビュー。17年『勝手にふるえてろ』で第30回東京国際映画祭コンペティション部門・観客賞、第27回日本映画プロフェッショナル大賞・作品賞を受賞。『私をくいとめて』(20)が第33回東京国際映画祭・TOKYOプレミア2020にて史上初2度目の観客賞、第30回日本映画批評家大賞・監督賞を受賞。その他の監督作として、スイス・チューリッヒで開催されたGINMAKU映画祭上映『甘いお酒でうがい』(20)等。
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原作:福徳秀介(ジャルジャル)
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原作:福徳秀介(ジャルジャル)
映画化、とても嬉しいです。めちゃくちゃ嬉しいです。〈嬉しい〉に勝る言葉はないですね。
完成した映画も見させていただきました。最高の映画でした。それはそれは最高の映画でした。〈最高の映画〉なんて安易な言い方ですが、本当に最高の映画です。
この映画、皆さまに本気でオススメします。
皆さまの大切な2時間を、この映画にくださいませ。
見終わったあとは、放心状態になります。そして誰かと喋りたくなります。Profile
1983年生まれ、兵庫県出身。関西大学文学部卒。同じ高校の後藤淳平と2003年にお笑いコンビ「ジャルジャル」を結成。TV・ラジオ・舞台・YouTube 等で活躍。キングオブコント2020 優勝。著書に、絵本『まくらのまーくん』(タリーズピクチャーブックアワード大賞受賞)、絵本『なかよしっぱな』、長編小説『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』、短編小説集『しっぽの殻破り』、最新作に恋愛短編小説『耳たぷ』がある。
小西徹役/萩原利久
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小西徹役/萩原利久
小西を演じてみて、「本当に難しかったな」というのが率直な感想です。全体でもそうですし、シーン1つ1つを取ってみても常に掛け違えているんじゃないかと考えていました。とことん自由だけど、とことん考える、そんな現場でした。
河合さんと初共演して、すごく強くて、しなやかな方だなと思いました。小西と桜田さんのやりとりはこれっていう正解がなく難しいと思うんですけど、河合さんはしっかりと芯を持って演じられていて、とても頼りにさせてもらっていました。
世の中で見たら小西たちがやっていることはすごく小さなテリトリーの中での話で全員が共感できるものでないかもしれません。ただ共感できない人も小西たちの世界をちょっと覗くような感覚で見てもらえたら楽しんでいただけると思います。
是非みなさん劇場でご覧ください!
Profile
1999年2月28日生まれ、埼玉県出身。2008年にデビュー。ドラマ「美しい彼」(21/MBS)で注目を浴び、以降、映画・ドラマに多数出演。近年の主な出演作に、映画『劇場版 美しい彼〜eternal〜』(23)、『ミステリと言う勿れ』(23)、『朽ちないサクラ』(24)、『キングダム 大将軍の帰還』(24)、ドラマ「月読くんの禁断お夜食」(23/EX)、「真夏のシンデレラ」(23/CX)、「たとえあなたを忘れても」(23/ABC)、「めぐる未来」(24/YTV)、「降り積もれ孤独な死よ」(24/NTV)など。