4月7日にテアトル新宿で開催された公開直前舞台挨拶に、
萩原利久、原作者のジャルジャル福徳秀介、大九明子監督が登壇🌤
映画を絶賛する原作者・福徳が語る本作の映画ならではの魅力とは!?
また、作品に登場する人生訓にかけて、登壇者たちの大切にしている言葉も明らかに!
小説家デビュー作が映画化された福徳は、映画化決定の際の心境について「無茶苦茶嬉しかった。どんな映像になるのかという期待感もありながら、とにかく嬉しかった」と回想。
完成作を鑑賞した際は、思わず萩原をハグしたという福徳。「最高過ぎて、なんて素晴らしい映画なのかと。『最高でした!』と“萩さん”にハグした」と振り返ると、萩原は原作者に作品を観られるというシチュエーションに「緊張した」そうだが「上映後に福徳さんが階段を降りて来られながら…」とステージ上で当時を再現してハグ。福徳は「開始10分で『これは良い映画だぞ』と思って、そこから3分ごとに『映画としてめっちゃええやん!』と。そんな状況で萩さんと階段のところで会うんだから、そりゃあハグするって!」と大興奮だった。
一方、萩原は演じた小西徹が心の内を打ち明ける水族館シーンに触れて「僕の中で小西という人物を演じることにおいてポイントにしていた場面でした。小西を演じる上での自由度が一段階上がった気がする。頭で考えて演じるのではなく、全身で臨むようなシーンになりました」と注目ポイントに挙げた。
さらに福徳は小西がする「バイバ~イ」の言い方がツボにはまった様子。「あのバイバイのニュアンスは難しいはず。恋人がいたり好きな人がいたりする日常では自然とやれるけれど、演技だと出来ないのでは?」と聞くと、大九監督は「まさにそう!最初は普通のバイバイだったけれど、私がニュアンスを説明してやってもらった。私がニヤニヤと満足するまでカットはかけませんでした」と舞台裏を明かした。
様々な人生訓が出てくる本作にちなんで「大切にしている言葉」を発表。福徳と大九監督が劇中のさりげない一言を挙げる一方で、バスケ好きの萩原はコービー・ブライアント選手の座右の銘「マンバ・メンタリティ」を挙げて「明日が今日よりいい状態になるように準備する、向上心を持つという意味。それってバスケに限らず色々な仕事に変換できる」と理由を話した。
最後に福徳は「この映画が単純に好きだなと思えたので、皆さんも5回くらい観てください」とアピール。主演の萩原も「今日の話を参考に、ぜひもう一度観てください。いつ観るかで感想も変わると思うので何度でも観て一つ一つの感想を楽しんでください」、大九監督も「スタッフ・キャストで小さな宝物のようなものを散りばめた作品なので、5度くらい観てください」と大ヒットを祈願していた。